障がいのある人に関連するあらゆるスポーツ活動を指します。「パラリンピック・ムーブメント」が目指すゴールは、パラスポーツの推進を通してインクルーシブな世界を創出することです。 「パラリンピック・ムーブメント」とは、究極的には、パラスポーツによって「人々の意識」、「移動の自由」、「機会均等」の3つの変革をもたらすための活動です。国際パラリンピック委員会(IPC)が目指しているのは、障がいのある人に対する人々の意識や社会認識を変革すること、障がいのある人が自由に移動できる環境を整備すること、教育、スポーツ、医療、雇用において障がいのある人に均等な機会を確保することです。 国際パラリンピック委員会は、「スポーツを変革の魁に」という強い思いを持っており、「パラリンピック・ムーブメント」の活動が触媒となって、社会的インクルージョン(包摂)の推進、ひいては国連の持続可能な17の開発目標の達成につながると信じています。 1989年以降、国際パラリンピック委員会は、パラリンピック競技大会、そしてその主役であるパラリンピアンたちにより、変革を起こしてきました。 「パラリンピック・ムーブメント」は、それが持つ世界的な影響力、そして障がいというレッテルに挑戦することで進化し続けるパラアスリートたちを大いに活用することで社会変革を後押しし、全ての人にとって、よりインクルーシブな社会を創造していきます。 「パラリンピック・ムーブメント」は、各国パラリンピック委員会(NPC)、障がい別国際スポーツ組織(IOSD)、国際競技連盟(IF)、地域組織(RO)、国際パラリンピック委員会定款および細則の遵守に合意するその他全ての組織等、国際パラリンピック委員会に属する全ての選手および関係者を包含するものです。「パラリンピック・ムーブメント」加盟基準としては、国際パラリンピック委員会正式会員または認定が必要です。